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 d.何でも可動式

 

 
「動けばどんな状況にも対応できるのでは?」確かに便利な考えです。
和室を想像してみましょう。障子や襖、布団を敷く習慣や押し入れなどなど。
まさになんでも可動で変幻自在です。
そんなレストランだったら、なんて便利んんだろう!と一度は考えてみますよね。
ここは、専用設計と兼用設計の良し悪しを熟考して選択しましょう。
ミックスフライ定食とエビフライ定食の違いの様なもの。
ミックスは全部乗ってるけど、値段が高いし、エビの本数は1本だけ。
可動は兼用設計にならざるを得ないので、少し性能が劣るのです。デザインも劣るのです。
例えば、稼働間仕切りは遮音性能が落ちるし、工事金額も高い。
間仕切り用のレールが床や天井に見えてくるし、間仕切りパネルルートを確保しなければ
いけないので、その分スペースが無駄になってしまいます。
あくまで例えですが、可動の良いところをうまく活用して取捨選択しましょう。